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「11ぴきのねこ」原画など200点 石ノ森萬画館で馬場のぼる展 6月9日まで

馬場さんが手がけた原画やイラストなどが展示されている会場

 石巻市中瀬の石ノ森萬画館で、第92回特別企画展「11ぴきのねこと馬場のぼる展」が開かれている。6月9日まで。

 馬場のぼるさん(1927~2001年)は青森県三戸町出身の漫画家。手塚治虫さんや福井英一さんとともに「児童漫画界の三羽がらす」と呼ばれ人気を博した。1967年に第1作を発表した「11ぴきのねこ」は、好奇心旺盛でいたずら好きだがどこか憎めないねこたちが繰り広げる物語で、幅広い世代に愛され続けている。

 企画展では「11ぴきのねこ」シリーズの原画やスケッチのほか、馬場さんが手がけた漫画原稿など200点以上を展示する。手塚さんの「鉄腕アトム」とコラボレーションしたイラストも公開している。

 家族と訪れた大崎市古川の石川柚さん(9)は「優しいタッチの絵がたくさんあってよかった。ねこもかわいい」と楽しんでいた。

 会期中はオリジナルグッズの販売やコラボメニューの提供、スタンプラリーなども展開する。5月3日には、物語に登場する「とらねこ大将」などとの記念撮影会(午前10時と午後2時)も実施する予定。

 開館時間は午前9時~午後5時。毎週火曜休館(今月30日は開館)。観覧料は大人900円、中高生600円、小学生250円。未就学児は無料。連絡先は石ノ森萬画館0225(96)5055。

企画展「11ぴきのねこと馬場のぼる展」 - 石ノ森萬画館

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