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大規模災害や事故に備え、職員総力 救護班員の辞令交付 石巻赤十字病院

辞令を受け取る救護班員(手前右)

 石巻赤十字病院は大規模な自然災害や事故の傷病者に対応する救護班員の辞令交付式を石巻市蛇田の同院災害医療研修センターで行った。

 式には代表者ら15人が参加し、4人が壇上で辞令を受け取った。初動班の医師に任命された植田信策副院長(59)は「被災者の命、健康、尊厳を守り、人権を尊重して活動したい」と決意を述べた。

 辞令を交付した日本赤十字社宮城県支部の渡辺達美事務局長(64)は「災害が起きると現場は混乱する。日ごろの訓練の成果を発揮できるよう努めてほしい」と呼びかけた。

 本年度も前年度と同様に初動班、救護班、原子力災害医療派遣チームが設置され、医師、看護師、薬剤師ら計239人態勢で臨む。防災無線訓練などの月1回程度の院内訓練に加え、年に6回、国や地域、医療・防災機関との合同訓練を行い、大規模な災害や事故に備える。非常時以外にも、「いしのまき復興マラソン」や「石巻川開きまつり」などイベントでの救護活動も予定している。

 辞令交付式は4月26日にあった。

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