東北女子高校硬式野球・前期リーグ 5県9校出場 ウェルネス宮城、地元で初白星
東北女子高校硬式野球連盟の前期リーグ戦が4月に開幕した。石巻地方で唯一の女子硬式野球部がある日本ウェルネス宮城高(東松島市小野)が出場し、白熱した戦いを見せている。
4~6月の前期リーグ戦には東北の高校、大学から9校が出場。宮城県内からはウェルネスとクラーク記念国際高仙台キャンパス、仙台大が参戦する。他は岩手県の花巻東、盛岡誠桜、青森県の弘前学院聖愛、福島県の聖光学院、学法石川、山形の惺山(せいざん)。
各校を北部と南部に分けて、7イニング制の総当たりリーグ戦を実施する。順位決定戦も行う。
4、5日は東松島市野蒜の楽天イーグルス奥松島球場で試合があった。地元住民や保護者らが応援に駆けつけ、会場は熱気に包まれた。
ウェルネスは4日、リーグ戦3試合目を弘前学院聖愛Aチームと戦い、1-2で敗れた。5日の4試合目は、弘前学院聖愛Bチームに4-3で勝利。リーグ戦で初白星を挙げ、通算1勝3敗とした。
いずれも3年の村上夢主将(17)は「目の前の試合を全力で戦っていく。ピンチの時こそ笑顔で乗り切っていきたい」と話した。松田夏姫副主将(17)は「地元の人には応援などでいつも助けてもらっている。勝利で恩返しがしたい」と意気込んだ。
ウェルネスの女子硬式野球部は2021年度に創部。22年度に本格始動し、現在は3年生9人、2年生4人で活動している。
菊田善信監督は「技術はまだまだだが、選手は一生懸命強くなろうとしている。リーグ戦で多くの場数を踏み、地元の応援に成績で応えたい」と話した。
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