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台湾被災地支援に活用 石巻・桜坂高、非常食「チカラモチ」を販売 19日も

チカラモチを笑顔で販売する桜坂高商業研究部の生徒たち

 石巻市桜坂高の商業研究部(12人)は、台湾東部沖地震の被災地を支援しようと、生徒が考案した非常食「チカラモチ」を市内のイベントで販売した。売り上げをチカラモチの生産、輸送費に充て、被災地に届ける。

 販売は4月28日、同市の石巻南浜津波復興祈念公園で開かれた石巻青年会議所(JC)の60周年イベント「TSUNAGARU FESTA 2024」内で実施。生徒たちは商品の特徴を説明しながらPRし、来場者に協力を呼びかけた。チカラモチ100個や用意した菓子が完売し、8万円を売り上げた。

 チカラモチは東日本大震災から10年が経過したのを機に「おいしい非常食」の製造を目指して企画。同部が加美町の菅原商店と共同開発した。

 米粉とアルファ米に水を入れて作る餅で、消費期限は1年。加える水の量で食感が変わり、シフォンケーキに混ぜたりフルーツ大福の皮として使用したりなど、餅としてだけでなくスイーツにもアレンジできる。

 販売に参加した2年菅沢俐瑳(りさ)さん(16)は「多くの人に買ってもらえてうれしい。復興のための力になれるように今後も頑張りたい」と話した。

 商業研究部は19日、石巻市渡波のサン・ファン・バウティスタパークで開かれる「サン・ファン祭り2024」でも販売活動をする。

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