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ろう者サッカー男子日本代表候補、東松島で合宿 教室開き、小学生とプレー楽しむ

選手(右から2人目)から「ごめんなさい」の手話を教わる子どもたち
選手と一緒にチームを組んで試合に挑む子どもたち

 デフサッカーの普及に取り組む一般社団法人日本ろう者サッカー協会は3日、東松島市野蒜の奥松島運動公園多目的グラウンドで小学生向けのサッカー教室を開いた。

 教室には市内のスポーツ少年団、東松島サッカークラブと県聴覚支援学校(仙台市太白区)の小学生約20人が参加。同協会に所属する、デフサッカー男子日本代表候補選手32人が講師となり「ありがとう」などの手話を教えながら、ドリブル練習や試合に励んだ。

 デフサッカーは主審が笛とフラッグを使って合図する以外は基本的にサッカーと同じ。アイコンタクトや手話でコミュニケーションを取りながらプレーする。

 参加した県聴覚支援学校小学部3年の猪股生翔君(8)は「みんなと練習できて楽しかった。いつもフットサル教室に通っている。機会があれば、また来たい」と笑顔で話した。

 男子日本代表候補の岡田拓也選手(27)は「耳が聞こえない人に、まずは体を動かす楽しさを知ってほしい。サッカー教室がそのきっかけになればうれしい」と話した。

 男子日本代表候補らは東松島市野蒜の防災体験宿泊施設「KIBOTCHA(キボッチャ)」で3~5日に合宿。5日には地区住民らが昼食を振る舞った。

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