(893)藤棚の下でアキレス腱伸ばす/竹内優(2002年~)
藤は晩春の季題だが、実際の見頃は初夏の頃まで。俳句は季節の移ろいを感じるのを大切にするので、咲き始めの頃の季題とするようだ。藤棚というと、公園にあればみんなの憩いの場所になる。日差しが遮られているのも、ちょっと一休みするにはちょうどいい。そんな場所でアキレス腱(けん)を伸ばすのは、意外だけれども説…
関連リンク
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「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。