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ホヤ刺しにピッタリ! 海の町のビール誕生 石巻の醸造所で販売

ホヤに合うビールとして開発された「ほやのために」
「飲み口のいいビールに仕上がった」とPRするイシノマキホップワークスの岡恭平さん

 石巻市の一般社団法人「イシノマキ・ファーム」が、特産のホヤに合うビール「ほやのために」を開発した。ファームが運営する同市中央1丁目のクラフトビール醸造所「ISHINOMAKI HOP WORKS(イシノマキホップワークス)」で4月28日から販売している。

 ビールの種類は「ゴーゼ」で、原材料のモルトとホップ、酵母を海外から輸入し、自社で製造した。醸造にはグレープフルーツも利用。酸味や塩味のほか、果実味もあり、飲み口がいいという。

 瓶入り330ミリリットルで、価格は660円。ラベルにはホヤのイラストが入っている。名称はホヤの刺し身に合うビールを求め開発したことや、ホヤの消費拡大への願いを込めて付けた。

 ビール開発は、同市のまちづくり会社「街づくりまんぼう」が進める中心市街地活性化策「石巻市マンガロード新名物創出事業」の一環。同市の一般社団法人「ほやほや学会」が協力した。

 1月にはビール開発に向けた試飲会を開き、ほやほや学会が認定する「ほや伝道師」約10人がホヤの刺し身を食べながら3種のビールを試飲。ホヤに一番合うビールとしてゴーゼを選んだ。

 街づくりまんぼうの担当者は「ホヤのシーズンに合わせて、石巻の新たな魅力となる『ホヤに合うビール』をアピールし、石巻への誘客につなげたい」と話した。

 イシノマキホップワークスの営業時間は平日が午前9時~午後5時、土日が午後1~5時。連絡先はイシノマキ・ファーム0225(98)5180。

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