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ミュージアム再開を前祝い サン・ファン祭り、1万2000人来場 石巻

晴天の下、多くの市民が来場した祭り

 石巻市渡波のサン・ファン・バウティスタパークで19日、恒例の「サン・ファン祭り」(実行委員会主催)が開かれた。来場した約1万2000人がステージパフォーマンスや出店を楽しんだ。

 仙台管区気象台によると、19日の石巻は最高気温25.5度で、今年初の夏日となった。強い日差しが降り注ぐ中、同市渡波小の鼓笛隊や石巻好文館高チアリーディング部「ピーナッツ」などがパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。

 かき氷や石巻焼きそば、金魚すくいなどの屋台も多数出店したほか、地元の高校生による開発商品や農産物の販売ブースもあった。

 バンドのステージを見に妻らと訪れた同市渡波町3丁目の自転車販売業遠藤康さん(70)は「日差しの下でおいしいつまみとビールがあって最高」と笑顔だった。

 パークに隣接する県遣欧使節船ミュージアム(サン・ファン館)は長期休館中で、今秋の再開を見込む。祭りはサン・ファン館で展示していた木造復元船の進水式を行った1993年5月22日にちなんで毎年この時期に開催し、31回目。

 実行委員長を務めた石巻青年会議所の木村亜梨沙理事長(33)は「再開の前祝いとして開催できてうれしい。オープン後は祭りをどう進化させるか考えていきたい」と語った。

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