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「甘~い」 鳴瀬桜華小でスイカ食育授業 5年生、生育過程など学ぶ

おいしそうにスイカをほおばる児童

 スイカを題材にした食育の授業が21日、東松島市鳴瀬桜華小(児童258人)で行われた。千葉県芝山町の丸朝園芸農業協同組合の関係者が講師を務め、5年生46人にスイカの生育過程や切り分け方を教えた。

 切る前のスイカの重さや感触を体感し、子どもたちにスイカに親しんでもらおうと、石巻青果とその取引先である丸朝園芸が実施した。

 松本康浩組合長(64)が講話し「へたの辺りがくぼんでいるものが甘い」などと甘いスイカの見分け方などを紹介した。児童は積極的に手を挙げて質問した。

 スイカを切る体験もあり、代表児童らがおそるおそる包丁を入れた。切り分けたスイカは全員で味わい、他学年には給食時に振る舞われた。

 千葉和花さん(10)は「今年初めて食べた。甘くておいしい」と笑顔で話し、スイカをおかわりした。

 松本組合長が「また来年持ってくるね」と呼びかけると、児童は「やったー!」と歓声を上げた。

 授業は石巻地方の小学校を対象に約20年前に始まった。新型コロナウイルスの影響で中止を続け、5年ぶりに実施した。

 石巻青果の門間義典総務部長(48)は「スイカになじみがない子どもに体験の機会を頂きありがたい。おいしいと言ってもらいうれしい」と述べた。

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