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地元銘茶を理解 桃生小6年生、紅茶製造ファームで手摘み体験 石巻

丁寧に茶葉を摘み取り、籠に入れていく児童たち

 石巻市桃生小(児童58人)の6年生11人が17日、地元の特産品「桃生茶」の手摘みを地区内の茶畑で体験した。桃生茶を使った国産紅茶「kitaha(キタハ)」を製造、販売する同市旭町のファーム・ソレイユ東北が企画。摘み取った茶葉は紅茶に加工し、卒業祝いとして児童に贈る。

 手摘みは地区内の「鹿島茶園」で実施した。児童たちはファーム・ソレイユ東北kitaha開発室の日野朱夏室長(31)らに摘み取り方を教わってから茶畑に分け入り、新芽を丁寧に採った。

 佐々木心春さん(11)は「楽しくて貴重な体験ができた。摘んだ葉が紅茶になるのはうれしい。家族と飲みたい」と話した。

 手摘み体験は1年を通して桃生茶を学ぶプログラムの一環。5月には栽培の歴史や製造されるお茶の種類などを座学で教わった。7月には地区内にある同社の発酵茶製造工場も見学する。手摘みした茶葉で造る紅茶は来年3月に児童にプレゼントされる。

 日野室長は「桃生茶は地域の宝。自分たちの住む場所に茶畑があり、煎茶や紅茶、ウーロン茶になって世界に出ていることを知ってほしい」と語った。

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