(932)明易の鴉のなかを掃きにけり/草子洗(1975年~)
夏は夜明けが早い。これを「明易(あけやす)」と言い、俳句では季題としている。夏は昼間になると暑いから、庭仕事やちょっとした屋外の仕事は朝に。夜が明ける午前4時を回ったころだろうか。人通りもなく、まだカァ、カァと鳴く鴉(からす)の天下。白々と明るんでくる空に夏を感じながらの、たった一人の一仕事だ。自…
関連リンク
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