全国高校野球宮城大会 石巻北など5校連合、初戦敗退
第106回全国高校野球選手権宮城大会は9日、石巻市民、仙台市民の両球場で1回戦6試合があった。石巻勢は宮城水産と石巻北、涌谷、迫桜、岩ケ崎の5校連合チームが仙台市民球場で宮城広瀬と対戦し、0-18で五回コールド負けした。
石巻勢の次戦は10日午前9時から、日本ウェルネス宮城が富谷と同球場で戦う。
◇
5校連合チーム、序盤に大量失点
■1回戦(仙台市民)
連合チーム 00000-0
宮城広瀬 41040×-18 (五回コールドゲーム)
(連)伊藤、桜井、鈴木、山根莉-桜井、佐々木
(宮)菱沼、大塩、八鍬-家村
▽二塁打=上田、菱沼、家村、瀬谷(宮)
【評】涌谷・宮城水産・石巻北・迫桜・岩ヶ崎連合チームは序盤から大量失点し、宮城広瀬に完敗した。0-4の二回、9長短打を浴びて10失点し、試合を決められた。打線は三回、2死から佐々木がチーム初安打を放ち出塁。佐藤も左前打で続き二、三塁の好機をつくったが、後続が倒れた。
<悔しさを来年へ>
石巻北の2年生佐々木は初球から豪快にバットを振った。三回には直球を捉え初安打を記録。「ベンチの雰囲気が良く、いつもよりいいプレーができた」と振り返る。一方で、得点にはつながらず「来年は単なるヒットではなく、チャンスをつくりたい」と意気込んだ。
「自分の配球ミスだった」。捕手を務めた宮城水産の桜井は声を震わせた。5校連合になったのは3月。土日の練習試合で結束を強めた。春季大会後に捕手になり、対戦相手の投球データを分析してきたが、本番に生かし切れなかった。
桜井も2年生。「秋には顔ぶれも替わり、再出発になる。来年は連合として戦う3年目。これまでの屈辱を晴らす」と前を向いた。
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