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原発廃炉訴え、デモ行進 女川町民有志ら集会 「声を挙げるきっかけに」

女川町内をデモ行進して女川原発の再稼働反対を訴える参加者

 東北電力が9月ごろの再稼働を目指す女川原発2号機(女川町、石巻市)について考える集会が7日、女川町生涯学習センターであった。同原発の廃炉を求める決議を採択し、参加者が町内をデモ行進した。

 町民有志らでつくる実行委が主催し、約550人(主催者発表)が参加。東京電力福島第1原発事故など原発問題をテーマに取材しているジャーナリスト青木美希さんが講演した。

 青木さんは、能登半島地震の際、北陸電力志賀原発(石川県志賀町)でトラブルが相次いだことを報告。同じく半島部に立地する女川原発でも、避難路の寸断や、海水をくみ上げる取水口が地盤隆起で使えなくなる事態などが起こりうると指摘した。

 集会後、約350人(主催者発表)が同原発の廃炉を訴えデモ行進した。実行委員長で、元女川町議の高野博さん(82)は取材に「表だっては発言できないが、再稼働に反対する人は町内にも多くいる。そうした人たちが声を挙げるきっかけになれば」と話した。

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