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渇水情報連絡会、注意体制を解除 例年並みに回復 北上川・鳴瀬川水系

 北上川水系(下流)と鳴瀬川水系の渇水情報連絡会は18日、ダムの貯水量回復を受けて、5月23日に設置していた渇水対策支部(注意体制)を解除した。

 管内は今年、少雪などの影響で渇水が懸念されていた。今月上旬の降雨で各ダムの貯水位がおおむね、例年並みに回復したため、注意体制の解除を決めた。

 仙台管区気象台の報告では、4月からの県内の降水量は県北は平年並みで、県南は平年より少ない。8月上旬まで平年並みが続く見込み。両水系の流量は今月15日現在、過去5年間の平均を下回っており、連絡会は引き続き連携して渇水に対応する。

 連絡会の臨時会が同日、石巻市蛇田の北上川下流河川事務所で開かれ、県や関係市町など30機関から約40人が参加。各機関が気象や河川の状況、ダム貯水率などを説明した。

 斉藤喜浩所長は「恵みの雨で貯水率は回復しているが、梅雨明けや夏の暑さに向けて情報交換し、不測の事態に備えたい」と述べた。

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