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石巻市地域おこし協力隊 東京出身の原沢さん委嘱 水産資源ブランド強化に意気込み

交付式で懇談する(左から)斎藤市長、渋田社長、原沢さん

 石巻市は地域おこし協力隊に東京都出身の原沢祐介さん(48)を委嘱した。水産加工を手がける同市羽黒町2丁目の「ミノリフーズ」に勤務し、石巻の水産資源のブランド力強化を目指す。任期は最長3年、1日から。

 原沢さんは神奈川県平塚市の高校を卒業し、同市でサッカーの指導やクラブ運営を20年以上手がけた。角田市の地域おこし協力隊としても活動し、産直市場のブランディングなどを担った。「石巻はよそ者から見ると魅力的なものがいっぱいある。自分がどれだけ動いて発見していろんな人と関われるかが課題で、魅力を掘り起こしていきたい」と意気込む。

 渋田大和社長(40)は「原沢さんのスキルを掛け合わせ、石巻の認知度向上につなげたい。食材や味付け、技術勝負とは違う側面の付加価値を一緒に考えたい」と語った。

 8日に市役所であった委嘱状交付式で、斎藤正美市長は「石巻では魚がおいしいのが当たり前だが、いかに付加価値を付け、PRできるかが課題。原沢さんには後輩も育ててもらいたい」と期待した。

 市の協力隊委嘱は17人目。原沢さんを含めて8人が活動している。

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