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(961)身をそらす虹の 絶巓 処刑台/高柳重信(1923~1983年)

 「多行俳句」の方法を推し進めた作者の代表句。絵画のような3行の割り付けは、一度見たら忘れられない。難しい言葉が出てきて、一句に散文としての意味を見いだせないと「分からない」とさじを投げる人が多いが、まずは辞書を引きイメージのぶつかりを楽しんでほしい。「絶巓(ぜってん)」は山の絶頂のこと。身を反らし…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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