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木のぬくもり感じて 地元のヒノキで水車製作、直径120センチ 石巻・大原浜

小形さんが制作した水車

 石巻市大原浜の木組大工小形圭一さん(70)がこのほど、木のぬくもりや大切さを知ってもらおうと、地元産ヒノキで水車を製作した。

 完成した水車は直径約120センチで、台座を含めた高さは約170センチ。通常は製作に3カ月ほどかかるというが、子どもたちが夏休みに見学できるようにと、工程を1カ月に圧縮して完成させた。

 小形さんは「現代はさまざまな素材にあふれ、木の温かみが忘れられつつある。多くの方に水車を見てもらい、何かを感じるきっかけになれば」と思いを口にする。水車は大原浜の作業場に保管され、申し込めば誰でも見学できる。

 建築や林業など木に関わる仕事にも関心を持ってもらえるよう、小形さんは木を活用する取り組みのアイデアを模索する。見学者が希望すれば案内状を送り、今後の活動に生かしていくという。見学の申し込みは小形さん090(6682)5678。

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