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石巻川開き祭り 心一つに大縄引き K・K電気と石巻バレー、2連覇

力強い引きで一般の部を制したK・K電気サービス

 石巻川開き祭りは3日、石巻市の中心市街地でさまざまな催しを繰り広げた。陸上行事のオープニングを飾った縄張神社奉納大縄引き大会は、石巻市の立町大通りで行われた。一般の部に16チーム、小学生の部に8チームがそれぞれ出場。熱のこもった力比べが沿道の観客を盛り上げ、陸上行事の開幕を華々しく飾った。

 大会は2本先取のトーナメント戦で実施。一般の部は「K・K電気サービス」、小学生の部は「石巻バレーボール」がいずれも2連覇を果たした。

 K・K電気サービスは同市蛇田の電気工事業で、協力企業の社員も含め約10人で参加。大会に向けて終業後に1時間ほどの練習を重ねた。引く力だけでなく、持久戦にも耐えられる足腰の粘りを強化してきた。

 決勝は石巻専修大の学生チームを破った。木村晃樹社長(40)は「1本取られても焦りはなかった。力自慢の大学生に勝てたのは社員の自信になるはず」とメンバーをたたえた。

 石巻バレーボールは初参加だった昨年に続き優勝した。保護者を相手に練習し、本番も終始安定した姿勢で縄を引いた。東松島市鳴瀬桜華小6年の浅野せりさん(11)は「暑さで疲れもあったが、みんなの力を合わせることができた。来年は後輩が3連覇するところを見たい」と笑顔だった。

■大縄引き「大漁」

 観客も加わって150メートルの大縄を東西に分かれて引き合う恒例の「大縄引き」は、東(大漁)に軍配が上がった。

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