石巻川開き祭り　孫兵衛船競漕、開幕　一般・ミニ、計43チーム出場

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　水上のメイン行事「孫兵衛船競漕」は３日、予選を実施した。北上川の住吉公園前に設けた５５０メートルのコースを舞台に、計４３チームが白熱したレースを繰り広げた。

　１２人乗りの一般の部に３４チーム、女性で構成する８人乗りのミニ孫兵衛船の部に９チームが出場。参加者たちは予選突破を目指して懸命にオールをこいだ。

　「釜孫兵衛倶楽部（くらぶ）」は３分１４秒で予選第１レース１位となり、準々決勝に駒を進めた。２００１年、当時の石巻市釜小の教諭やＰＴＡ役員で結成。これまでの最高順位は東日本大震災前に勝ち取った３位だという。

　代表の須田直哉さん（６４）は「こぎ手は５０～６０代が中心で年齢高め。４日は若手に挑戦する気持ちで頑張りたい」と笑顔で答えた。

　ミニの部の「鰐陵漕艇（がくりょうそうてい）部ＯＧ」は石巻高の女子ボート部出身者で構成する。昨年は初出場ながら２位に入った。

　代表の安部史織さん（２８）は「練習不足だったが楽しくこげた。前回は悔しい思いをしたので、今年こそは優勝したい」と話した。

　４日は午前９時から競技を開始し、準々決勝から決勝までを行う。