優しい明かり、夜の風情に ちょうちん230個 石巻・アイトピア通りににぎわい
石巻市中心街ににぎわいをつくろうと、同市中央2丁目の自治会「アイトピア大町会」(会員数35人)が、アイトピア通りにちょうちん約230個を飾った。柔らかな明かりが夜のまちに風情を醸し出している。
ちょうちんは高さ約40センチで白色。7月末に橋通りと広小路間の約150メートルの区間に設けた。
■猫印を探すまち歩きも
一部のちょうちんには猫のステッカーを貼った。市内の商店などを巡り猫のスタンプを集めるイベント「いしのまき猫印めぐり」と連携し、ちょうちんの猫を探しながらまち歩きを楽しんでもらう狙い。
猫は全6種類あり、3種類以上を見つけて撮影した参加者には、集めた数に応じてオリジナルの手ぬぐいやステッカーなどを贈る(数量限定)。引換所は京屋呉服店と石巻ニューゼ。
大町会は東日本大震災前、夏にピンクと青のちょうちんを飾っていたが、津波で流失した。復興した街を明るく照らそうと昨夏、白いちょうちんで復活させた。震災前に石巻川開き祭りの屋台で長年積み立てていた収益を活用した。
吉田一男会長(75)は「観光客や帰省客が訪れる夏に明かりをともし、街を盛り上げたい」と語る。設置は20日ごろまでの予定。点灯は午後6~10時。
関連リンク
- ・ちょうちんの灯でにぎわい創出 「猫印めぐり」とコラボも 石巻・アイトピア(2023年8月4日)
- ・「角打ち営業」人気呼ぶ 東松島・石垣商店、昨年12月に再開 SNSなどで広まる
- ・障害者の声、市政に反映を 石巻市議と意見交換会 災害時支援など要望
- ・郵便ポスト、ブルーインパルスにちなみ青く 東松島6ヵ所、19日登場
- ・道の駅「東松島」、国交省が登録 東北で175カ所目