ちょうちんの灯でにぎわい創出 「猫印めぐり」とコラボも 石巻・アイトピア
石巻市の中心市街地ににぎわいを創出しようと、アイトピア通り周辺の住民らでつくる「アイトピア大町会」が、通りにちょうちん約230個を飾り付けた。開催中の「いしのまき夏の猫印めぐり」とコラボレーションし、一部に猫のステッカーを貼ったちょうちんを忍ばせた。担当者は「ちょうちんの猫探しをしながら、街歩きを楽しんでほしい」と呼びかける。
ちょうちんは高さ40センチほどで、シンプルな白色。7月末に、アイトピア通りの橋通りと広小路間の約150メートルに設置した。点灯は毎日午後5時から同9時まで。通りの両側に柔らかな光の列が延び、夜の町を幻想的に照らしている。
一部のちょうちんには、猫のステッカーを添付した。耳が四つ、尾が2本の「神猫」を含め全6種類。全て写真に撮影した参加者にはオリジナル手ぬぐい、3種類以上で特製缶バッジを贈る(数量限定)。景品引換所は京屋呉服店と石巻ニューゼ。
ちょうちんは8月20日過ぎまで設置する予定。吉田一男会長(73)は「かつて活気にあふれていた通りは東日本大震災で店が減り、人通りも少なく閑散としてしまった。にぎわいを取り戻すきっかけの一つにしたい」と語った。
「猫印」もらおう
石巻市内の商店や観光物産施設などを巡って猫のスタンプを集める「いしのまき夏の猫印めぐり」が開催されている。中心市街地を中心に、旧町地区を含む26事業所が参加。対象店舗で300円以上の買い物や食事をすると、各店オリジナルの「猫印」がもらえる。8月中はアイトピア大町会とのコラボで、猫とちょうちんをあしらった猫印を用意している。
主催する協賛会世話人で日本料理店八幡家おかみの阿部紀代子さん(61)は「猫印をきっかけにお店をのぞき、各店の魅力を感じたり猫好きの店主と会話を楽しんだりしてほしい」と話す。
連絡先は阿部さん090(9740)8721。
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