子どもの欠食・孤食ストップ 学習スペースで昼食振る舞う ボランティア手作り 東松島
給食がない夏休み期間中の欠食や孤食を防ごうと、東松島市野蒜市民センターは8日、子どもたちに昼食を振る舞う「のびスタ食堂」を開いた。約20人の中高生がボランティア手製の料理を頬張った。
夏休み限定の学習スペース「のびスタルーム」の開設日に合わせて実施した。センターは新型コロナウイルス禍で子どもたちの外出機会が少なくなった2020年からスペースを運営し、昨年から昼食を提供する日も設けた。
市社会福祉協議会にボランティア登録する市民ら5人が協力し、米約3升分のおにぎりや唐揚げ、ポップコーンを振る舞った。
勉強を一区切りさせた子どもたちは、テーブルに並んだ大量のおにぎりに歓声を上げ、できたての料理を味わった。食べ終えると「おいしかったです」「おなかが膨れました」と感謝した。
スペースを利用している鳴瀬未来中1年の成田琢真さん(12)は「シャケと梅干しのおにぎりがおいしかった。これから夏休みの宿題を頑張りたい」と笑顔で話した。
センターの京野由香里事務長は「喜んでもらえて良かった。楽しんだ記憶が今後も何かでセンターを利用するきっかけになればいい」と述べた。
食堂は7月31日もあり、宮野森小学区の民生委員児童委員らがカレーライスなどを振る舞った。
今夏ののびスタ食堂は8日で終了。学習スペースは21日まで毎日開設する。中学生以上の生徒・学生が対象。利用時間は午前9時から午後6時まで。13~18日は午後5時まで。
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