(972)旅終へてよりB面の夏休/黛まどか(1962年~)
音楽配信サービスの聴き放題や曲をダウンロードする現代の若者に、「B面」は通用しないか。アナログレコードやカセットにはタイトル曲のA面と、裏返してカップリング曲を再生できるB面があった。B面の曲はいわ…
関連リンク
- ・(971)雲の峰赤子の顔のふと険し/如月真菜(1975年~)
- ・(970)いつ来てもいいやうに墓洗ひけり/古内一吐(1932~2014年)
- ・(969)炎天、妻に火をつけて水のむ/松尾あつゆき(1904~1983年)
- ・(968)脱ぎ捨てし水着のごとく帰宅せり/渡辺誠一郎(1950年~)
- ・(967)翌(あく)る日の七夕竹の雨の粒/黒岩徳将(1991年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。