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(970)いつ来てもいいやうに墓洗ひけり/古内一吐(1932~2014年)

 「墓洗ふ」はお盆の季語。掲句はお盆に先駆けてお墓を洗う。先にあの世に行った大切な家族を迎えるためでもあり、また、盆帰省で帰ってくる子や孫を思っているとみてもいい。思いのこもった「墓洗ふ」の動作だ。も…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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