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(969)炎天、妻に火をつけて水のむ/松尾あつゆき(1904~1983年)

 作者は長崎原爆で3人の子と妻を相次いで亡くした、自由律の俳人。<なにもかもなくした手に四まいの爆死証明>という句もある。掲出の句の前書きは「妻を焼く、八月十五日」。国家の単位では「終戦の日」だが、作…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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