(967)翌(あく)る日の七夕竹の雨の粒/黒岩徳将(1991年~)
仙台七夕の期間中は、毎年どこかで雨が降る気がする。期間中の急な雨に、関係者が大空の下の七夕飾りへビニールをかけたり、また晴れてそのビニールを外したりしているのもいい風情である。さて掲句。七夕は織姫(…
関連リンク
- ・(966)広島や卵食ふ時口ひらく/西東三鬼(1900~1962年)
- ・(965)どれも口美し晩夏のジャズ一団/金子兜太(1919~2018年)
- ・(964)水ばかりのんで汗かくおろかもの/阿部みどり女(1886~1980年)
- ・(963)天上に海のひかりや夏祓(なつはらえ)/大木満里(1949年~)
- ・(962)熊を見し一度を何度でも話す/正木ゆう子(1952年~)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。