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(973)ふるさとに焦げて西瓜の種飛ばす/塩見恵介(1971年~)

 暦の上ではもう秋。「西瓜(すいか)」は夏ではなく秋の季題だが、お盆に家族みんなで食べるイメージからだろうか。掲句は、「焦げて」が俳句としてのヤマ場。「焦がす」には心を悩ます、といった意味がある。従っ…

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秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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