(975)冷房を止めて残りの頁(ページ)読む/星野高士(1952年~)
一読、冷房を止めたのは冷え過ぎたからかと思ったが、それでは説明的。そこで思ったのが、暑い夏の日に冷房で涼んでいる中、読んでいた本があまりに恐ろしい内容だったため、心理的な寒気を感じて思わず冷房を止め…
関連リンク
- ・(974)盆の家虻(あぶ)の翅音(はおと)の親しさも/木附沢麦青(1936~2022年)
- ・(973)ふるさとに焦げて西瓜の種飛ばす/塩見恵介(1971年~)
- ・(972)旅終へてよりB面の夏休/黛まどか(1962年~)
- ・(971)雲の峰赤子の顔のふと険し/如月真菜(1975年~)
- ・(970)いつ来てもいいやうに墓洗ひけり/古内一吐(1932~2014年)
「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。