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女川原発再稼働へ 東北電、2訓練実施 来月には「燃料装荷」

 東北電力は30日、11月ごろを目指す女川原発2号機(女川町、石巻市)の再稼働に向けて、同日までに「大規模損壊訓練」と「シーケンス訓練」を実施したと発表した。

 東北電によると、自然災害や航空機事故を想定した大規模損壊訓練を8、15日、重大事故時に原子炉を冷やす作業手順などを確認するシーケンス訓練を20~22日と29日、それぞれ行った。

 大規模損壊訓練では8日に社員ら3人が熱中症になり中断し、対策を講じた上で15日に再開した。シーケンス訓練はホース接続作業の追加訓練を29日に行った。今後、原子力規制委員会からそれぞれ評価を受ける。

 両訓練は当初6月に予定していたが、構内の仮設建築物の撤去が遅れ、実施がずれ込んだ。両訓練の終了後、東北電は9月ごろ、原子炉に核燃料を入れる「燃料装荷(そうか)」を行うとの見通しを示している。

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