かほく杯県少年少女柔道大会 小学団体中学年の部、木村柔道館が3連覇
第22回河北新報・石巻かほく杯争奪県少年少女柔道大会(河北新報社、三陸河北新報社、女川町主催)が1日、女川町総合体育館で開かれた。石巻勢は木村柔道館Aが小学団体中学年(3・4年)の部で3連覇を果たした。小学団体低学年(1・2年)の部では渡波柔道A、中学団体(1・2年)の部では木村柔道館がそれぞれ3位になった。
石巻地方のスポーツ少年団や柔道場など9団体を含む、計34団体約360人が出場。小学低・中学年は3人制、高学年を中学生は5人制で団体戦に挑んだ。会場には、選手の気合の入った掛け声や保護者らの声援が響いた。
今大会から最優秀選手・一力雅彦賞を創設。各部門の優勝チームからそれぞれ1人を選び、表彰した。
団体戦の結果と最優秀選手、優秀選手は次の通り(敬称略)。
◇団体戦
▽小学団体低学年(1・2年)の部
(1)大崎柔道クラブ
(2)志栄會館凌門塾
(3)渡波柔道A
(3)八木山柔道愛好会A
▽小学団体中学年(3・4年)の部
(1)木村柔道館A
(2)大和柔道愛好会B
(3)柳柔会牛木道場A
(3)柔学会南三陸JUDOクラブ
▽小学団体高学年(5・6年)の部
(1)柔学会南三陸JUDOクラブ
(2)木村柔道館A
(3)柳柔会牛木道場
(3)白石三省塾柔道スポーツ少年団
▽中学団体(1・2年)の部
(1)南方柔道スポーツ少年団A
(2)大和柔道愛好会
(3)大崎柔道クラブ
(3)木村柔道館
◇最優秀選手・一力雅彦賞
▽小学低学年
伊藤渓(大崎柔道クラブ)
▽小学中学年
山口璃子(木村柔道館A)
▽小学高学年
阿部渚(柔学会南三陸JUDOクラブ)
▽中学
大沼条(南方柔道スポーツ少年団A)
◇優秀選手賞
▽小学高学年
三浦一馬(柔学会南三陸JUDOクラブ)
及川鳳雅(柔学会南三陸JUDOクラブ)
近藤紗季(木村柔道館A)
萱場将斗(柳柔会牛木道場)
山家蒼介(白石三省塾柔道スポーツ少年団)
▽中学
荒岳琉(南方柔道スポーツ少年団A)
笠原由麻(南方柔道スポーツ少年団A)
金子颯大(大和柔道愛好会)
阿部千汰(木村柔道館)
石川大悟(大崎柔道クラブ)
◇
小学団体中学年(3・4年)の部では、木村柔道館Aが3連覇を果たした。いずれも4年生の大将森田圭(9)=石巻市向陽小=、中堅山口璃子(9)=同市山下小=、先鋒(せんぽう)桶野駿沢(10)=東松島市赤井南小=の3選手は気持ちを一つに、大和柔道愛好会Bとの決勝戦に臨み、2-1で優勝をもぎ取った。
チームは今年2月に結成。同月に行われた仙台市柔道大会や4月の石巻地区スポーツ少年団柔道交流大会の団体戦で優勝し、力を付けていた。
桶野選手は、ほぼ同じ体格の相手選手に大外刈りで一本勝ち。試合の流れをつくった。「先鋒のプレッシャーもあったが相手に勝てて良かった。初めての金メダルでうれしい」と喜んだ。大会を振り返り「決勝戦は最後、相手を押さえ込めなかった。もっと強くなる」と力を込めた。
最優秀選手・一力雅彦賞にも輝いた山口選手は「賞を取れてうれしい。決勝は得意の払い腰で勝てた」と戦いを振り返る。一方で「一本で相手を仕留めきれなかった試合も多かった。もう少し力を出せたと思う」と悔しさも語った。
優勝が確定した後の大将戦。森田選手は「2人が勝ってくれて伸び伸びと戦えたが『自分も勝たなければ』と焦りもあった」と話す。「敗因は技ありを取った後、握り替えされたこと。勝てるようになりたい」と次戦を見据えた。
関連リンク
- ・かほく杯県少年少女柔道大会、4年ぶりの声援 渡波と木村柔道館が連覇(2023年9月5日)
- ・出島架橋、12月19日開通 名称「出島大橋」に決定 記念式典でブルー飛行 女川町
- ・石巻で働く意義、複数企業で体験 学生10人、新聞編集作業やホテルで接客など
- ・地域に活気 オール赤井まつり、住民手作り 東松島
- ・カメラリポート > 暑さ吹き飛ばし「東松島夏まつり」