日本一へ、10人が腕競う サンドアートジャパンカップ始まる 東松島・野蒜
砂像制作の全国大会「第3回サンドアートジャパンカップ」が4日、東松島市野蒜の防災体験型宿泊施設「KIBOTCHA(キボッチャ)」で始まった。出場者は6日までの3日間で作品を仕上げ、日本一を目指して腕を競う。
制作時間は1日8時間で計24時間、1人で作るのが決まり。テーマは自由で、約10トンの砂を使う。高さ、幅、奥行きは各1.8メートルで、技術と完成度、デザイン、アイデアといった項目で競う。7日に結果発表と表彰式があり、作品は当面展示される予定。
昨年まで2大会連続で優勝した砂像作家で市地域おこし協力隊の保坂俊彦さん(50)をはじめ、高知、愛知、秋田各県などから10人が出場。強い日差しが照りつける中、汗を流しながらへらを手に彫り進めた。
大会を企画した保坂さんは「多様な作家の作品を一堂に見られる機会。作風の違いを楽しんでほしい」と話した。
大会はキボッチャで開催中の「なないろの芸術祭」の一環で、キボッチャを運営する貴凛庁と東松島市の共催。5、6日の日中は制作を見学できる。
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