東松島で砂像全国大会 保坂さんV2 作品を当面展示
東松島市野蒜の防災体験型宿泊施設「KIBOTCHA(キボッチャ)」で開かれた砂像制作の全国大会「第2回サンドアートジャパンカップ」で、砂の彫刻家で市地域おこし協力隊の保坂俊彦さん(49)が昨年の第1回大会に続き優勝を果たした。
大会は7日に開幕。高知、愛知、秋田各県などから10人が出場し、9日までの3日間で制作に挑んだ。台風の影響が心配されたが、出場者は1日8時間、計24時間の制作時間で砂像を作り上げた。
保坂さんが手がけた「時の砂」は、砂が時を経て形を変え、流転する様をテーマに歯車や時計、人物を精緻に表現した。作品は完成後、ネコに足跡を付けられるなどほほ笑ましいアクシデントもあった。
結果発表と表彰式が10日、現地であった。保坂さんは「プレッシャーから解放されてほっとした。全国からレベルの高い作家が集まったので、会場に来て好きな作品を見つけてほしい」と話した。
2位には林真理さん(千葉)の「休息」、3位は井上琴葉さん(愛知)の「ソラ」が選ばれた。林さんは2年連続で2位だった。
大会はキボッチャを運営する貴凛庁が主催した。作品は当面展示される予定。
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