全国高校総体・ソフトテニス 石巻出身の東北高3年阿部日南さん、女子団体でV
石巻市出身で東北高3年の阿部日南(ひなた)さん(18)が、7月26日~8月1日に長崎市であった全国高校総合体育大会(インターハイ)ソフトテニス競技の女子団体で優勝した。個人でも5位入賞を果たした。1、2年時にはメンバー入りできず、3年目で初めてたどり着いた大舞台。阿部さんは「インターハイに出るという目標を達成できた。優勝もできて悔いはない」と喜ぶ。
阿部さんは石巻小、石巻中出身。昨年の県大会は個人戦が4回戦敗退。団体戦も出場して優勝したが、インターハイのメンバーには選ばれなかった。2年連続で全国の舞台に出ている同級生を見て「3年生になっても出られなかったら…」と焦った。
今年5月の大型連休の遠征では左足首を捻挫。痛みを抱えたまま県大会に臨んだ。個人戦は前年優勝者やチーム内のライバルとの接戦を制して頂点に立った。一方、団体戦も優勝したものの、5試合のうち1試合しか出場できなかった。「『頑張って良かった』と思ったが、団体戦は勝利に貢献できなかったのに『二冠』と言われ、悔しさもあった」と振り返る。
インターハイは個人戦から開始。1年冬からペアを組む3年の藤井心愛さん(17)と試合に臨み、準々決勝まで進んだ。
団体戦は3ペアがそれぞれ4ゲーム先取で戦う。初戦の2回戦と3回戦は出場して勝利をもぎ取ったが、準々決勝は阿部さんのペアだけ敗れた。準決勝は阿部さんだけがメンバーを外れた。ベンチから大きな声援を送り、サポート役に徹した。チームは勝利したものの、選手の1人が負傷。決勝で阿部さんの出番が再び回ってきた。
決勝戦は3試合を同時に展開した。他の2試合は1勝1敗で終わり、阿部・藤井ペアは3ゲームを取って優勝に王手をかけていた。「自分で優勝を決めたい」。マッチポイントは阿部さんがボレーを決めた。優勝がかなった瞬間、涙が止まらなかった。
2年間、インターハイで戦う仲間を見て「いつか自分もこうなりたい」と切望していた姿が現実になった。阿部さんは「テニスをやめてしまいたいと思った時もあった。続けてこられたのは先輩や仲間のおかげ。いろいろな人に感謝を伝えたい」と語った。
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