あすツール・ド・東北2024 発着点・石巻専修大、ゲート設置大詰め
東日本大震災で大きな津波被害を受けた県沿岸部を自転車で駆け抜ける「ツール・ド・東北2024」(一般社団法人ツール・ド・東北、河北新報社主催)が15日、石巻市、気仙沼市、女川町、南三陸町を会場に開かれる。
11回目の今回は運営をより地元主体の態勢に一新した。気仙沼大谷海岸フォンド(180キロ)、北上フォンド(100キロ)、女川・雄勝フォンド(65キロ)の3コースに計約1500人が出走する。東北各県を中心に33都道府県からエントリーがあった。
大会を前に各地で受け入れ準備が進む。発着点の石巻専修大(石巻市南境)では13日、ゲートの設置が大詰めを迎えた。当日は午前6時からこのゲートを順次スタート。復興へ13年半歩み続けた被災地の姿を胸に刻みながらペダルをこぐ。
大会には10~80代のボランティア約250人が協力する。ライダーの受け付けや誘導、休憩所となるエイドステーション(AS)では食事の提供などを担う。
第2回(14年)から大会を支える石巻市東中里の会社員安竹喜美江さん(60)は気仙沼大谷海岸ASに赴く。「参加する人たちに東北を好きになってほしい。『また来たい』と思ってもらえるように笑顔でおもてなしをする」と意気込む。
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