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夏日の彼岸の入り 静かに祈る 石巻地方

墓前に花を供え、手を合わせる参拝者=19日午前10時40分ごろ、東松島市大曲の寿昌院上台墓地

 秋の彼岸の入りの19日、石巻地方は青空が広がり、夏日となった。各地の寺院や霊園では、汗をぬぐいながら墓の掃除やお参りをする人の姿があった。

 東日本大震災の津波で被災した東松島市大曲の寿昌院上台墓地には、朝から多くの人が訪れ、花や線香を供え、先祖の霊を慰めた。

 姉らと訪れた同市矢本の無職宇田川美智子さん(80)は、夫の叔父や叔母らが眠る墓に花を供え、静かに手を合わせた。宇田川さんは「いつも見守っていてくれてありがとうという感謝を込めて手を合わせた」と話した。

 仙台管区気象台によると、19日の石巻の最高気温は29.2度(午後1時29分)で、平年より5.6度高かった。

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