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宮城水産高生、ホヤラーメン挑戦 東京・麺屋武蔵矢都木社長が指導 来月、文化祭で販売

矢都木社長(中央)の指導を受けながら盛り付けをする生徒たち

 宮城水産高(生徒216人)海洋総合科調理類型の2、3年生計31人が7日、同校であった特別授業でホヤを使ったラーメン作りに挑戦した。

 東京都内14店舗などラーメン店を経営する「麺屋武蔵」の矢都木二郎社長を講師に招き、同社で働く卒業生も参加した。メニューはホヤを使った万能調味料をトッピングする「石巻うまい醤(ジャン)ら~めん」。スープやチャーシュー、味玉などの作り方、盛り付けをデモンストレーションした。

 生徒たちはスープとゆでた麺の上に、あらかじめ切ったネギやチャーシュー、蒸しホヤと米油などで作った「うまい醤」を盛り付け試食した。

 昨年も参加した3年の木村悠馬さん(18)は、授業や文化祭での提供がきっかけでラーメン作りに興味を持ち、卒業後は同社に就職を予定する。「塩味がさっぱりしていて、得意ではないホヤもおいしく食べられた。昨年は授業の後で味玉を作ったので、今年もチャレンジしたい」と話した。

 矢都木社長は東日本大震災のボランティア活動を通して同校と交流が生まれ、特別授業ではこれまで魚のアラや鯨を使ったラーメン作りも行った。

 矢都木社長は「地の物を使ったラーメン作りが思い出の一つになればうれしい。ラーメン作りの楽しさを知ってもらいたい」と語った。

 ラーメンは10月19日の文化祭で販売される予定。

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