東北社会人サッカー１部　コバルトーレ女川、最終戦飾れず　リーグ戦３位に

　東北社会人サッカーリーグ１部は１３日、最終節の５試合を行った。２位コバルトーレ女川は、既に優勝を決めている首位ブランデュー弘前ＦＣ（青森県弘前市）と女川町のＷＡＣＫ女川スタジアムで対戦し、１－２で敗れた。最終成績は１３勝２分３敗で勝ち点４１。順位を一つ落とし、３位でリーグ戦を終えた。

　試合は序盤から弘前に押し込まれる展開。前半を０－１で折り返し、迎えた後半、ＭＦ笠原やＦＷ野口らがゴールに迫るも決定力を欠き、１９分に追加点を許した。３４分にＦＷ西山が左足で押し込み１点差に迫るも、反撃が遅かった。

　女川はリーグ優勝に届かず、日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）昇格を決める全国地域チャンピオンズリーグ（地域ＣＬ）の地区代表出場枠を逃した。今後、１９日に滋賀県で開幕する全国社会人選手権（全社）で、上位入賞による地域ＣＬ出場枠獲得を目指す。

　この日の試合後、スタジアムで全社壮行セレモニーがあり、ＤＦ黒田主将は「思うように結果が出ないシーズンだったが、下を向く暇はない。全社で地域ＣＬへの切符を取ってくる」と強調。葛野監督は「今季チームがひとつにまとまってやってきたサッカーを全社で見せたい」と述べた。