「火の用心」啓発　石巻の幼稚園児がパレード　あすから秋の火災予防運動

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　秋の火災予防運動（９～１５日）が始まるのを前に７日、石巻市泉町３丁目の私立石巻カトリック幼稚園（園児１０４人）の園児たちが同市中央１丁目の大通りで防火パレードを行い、住民に火の用心を訴えた。

　法被に身を包んだ、幼年消防クラブ員の年長児３４人が参加。「火の用心」のプラカードを持ったり、拍子木を打ったりしながら「マッチ１本火事のもと」と元気な声を出し、沿道の住民に火災予防を呼びかけた。

　年長児は５月に同クラブに入団。避難訓練などを通して防火知識を深めてきた。武田彩芭（いろは）ちゃん（５）は「火に気を付けて、火事を起こさないでほしい」と話した。

　パレードは石巻消防署南分署が協力して、毎年実施している。運動期間中も、園全体で火災を想定した避難訓練を行い、防火意識向上に努める。

　石巻地方では運動期間中、消防関係団体らが各地で防火パレードや街頭広報などを展開。本年度全国統一防火標語の「守りたい　未来があるから　火の用心」を掲げ、地域ぐるみの防火対策に取り組む。