五輪出場者ら、小中学生にエール 石巻で陸上クリニック 「成長した自分イメージして」
五輪や世界選手権に出場した陸上トップ選手を招いた「陸上競技クリニックin石巻」(実行委員会主催)が3日、石巻市追波川河川運動公園であった。選手らは「成長した自分をイメージして練習を頑張ろう」と地元の小中学生らにエールを送った。
講師役を務めたのは、リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルの飯塚翔太選手、米オレゴン州での世界陸上男子1600メートルリレー4位入賞の佐藤風雅選手、パリ五輪男子やり投げ代表のディーン元気選手ら6人。市内のスポーツ少年団員や陸上部員ら約120人が参加した。
質疑応答のコーナーがあり、ディーン選手は「オフシーズンの冬場はきつく楽しくない練習も多いけど、成長した自分をイメージして乗り切ろう」と参加者を激励。試合前になると緊張してしまう-との相談には、佐藤選手が「お守りに目を向けると、勝負の神様が自分についているイメージができ、緊張せずに済む」とアドバイスした。
選手らは、体の柔軟性を高めるストレッチや筋力トレーニングの方法、正しいフォームなども教えた。同市の稲井陸上スポ少主将の渡辺陽葵(ひなた)さん(6年)は「教わったことを生かし、100メートル13秒を切る目標を達成したい」とモチベーションを高めていた。
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