笑いで地域おこし３年間　協力隊清水さんに感謝状　石巻市

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　石巻市地域おこし協力隊を３年間務めたお笑い芸人の清水一宏さん（４４）への感謝状贈呈式が、市役所で開かれた。

　横浜市出身の清水さんは「ふあん★がーる」や「清水狸」の芸名で活動。２０２１年１１月に協力隊に委嘱され、石巻市の中心市街地活性化を図った「石巻お笑いライブ」を３０回以上開催した。市民へのお笑い指導やネタ披露をするワークショップを開き、イベントでお笑いライブを開催したり司会を務めたりもした。

　家族の介護のため横浜市に戻るという清水さんは「悔いなくやり切ることができた。市民にお笑いを体験してもらい、ネタをやる人が増えてちょっとずつ（お笑いが）根付いてきたかなと思う」と振り返り、「石巻で面白い経験をたくさんさせてもらった。実話を元にしたエピソードトークにも力を入れていきたい」と語った。

　清水さんの任期は１０月３１日までで、贈呈式は同２５日に開かれた。感謝状などを手渡した斎藤正美市長は「人を笑わせて癒やしてくれる。みんなの人気者で石巻にお笑いを広めてくれた」と感謝した。