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地元企業の魅力理解 セミナーで進路考える 河南西中

地元企業の担当者(右)が仕事の内容、やりがいについて語った

 石巻市河南西中(生徒190人)で22日、全校生徒対象の「キャリアセミナー」が開かれた。生徒らは地元企業の担当者の講話を聞いてさまざまな仕事に理解を深め、自身の進路について考えた。

 地元の行政書士や飲食業、保育士ら9人が講師を務め、各教室で講話を行った。生徒はそれぞれ興味のある講師の教室で、今の仕事を選んだきっかけや職場の様子、仕事の内容などの話に耳を傾けた。

 同市中央1丁目の生花店「大森花園」の大森憲市社長は花屋の仕事について、一般的なイメージと異なる「体力勝負」の一面もあると説明。「仕事に就くまでに多くの経験をして、大変でもやりがいになる喜び(がある仕事)を探して下さい」と呼びかけた。

 3年の水沼さくらさん(14)は「いろいろな職業のやりがいを聞けて、いい体験になった。職業選択をする上で裏方を知る大切さも分かった」と話した。

 セミナーは同校のコミュニティ・スクール(学校運営協議会)が主催。石巻ロータリークラブの協力を受け、会員企業から講師を募った。協議会の佐々木哲協働部会長は「生徒には地元にもたくさんの職業があることを知ってもらい、いずれ石巻に根付く人材になってほしい」と語った。

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