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秋田・横手でジブリの特別展 なんて立派なオーム… 目玉は巨大模型、湯屋も 25年1月まで

「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲。目の色が変化する

 秋田県横手市の秋田県立近代美術館で、開館30周年を記念した特別展「金曜ロードショーとジブリ展」が開かれている。スタジオジブリ(東京)が制作したアニメの絵コンテや、作品に登場する架空の生物の模型などを展示している。来年1月13日まで。

 特別展は、ジブリとその作品を放映してきた日本テレビ系の映画番組「金曜ロードショー」の関係に焦点を当てた。スタジオ設立と番組開始はともに1985年。「風の谷のナウシカ」をはじめとした名作の数々を放映してきた。年代順に作品と当時の世相を紹介している。

 展示の目玉は「ナウシカ」に登場する巨大生物の王蟲(オーム)と、「千と千尋の神隠し」の主人公が働く湯屋の模型。王蟲は高さ約4メートル、全長8メートルと迫力満点。高さ約4メートルの湯屋は精密に再現されており、赤い欄干の橋もある。

 同県由利本荘市の女性(27)は、湯屋の模型を目にして「細部まで表現されており映画の中にいるような気分になった」と話した。

 入場料は大人1500円、中高生1200円、小学生600円(土日祝日は各300円増し)。

「千と千尋の神隠し」で主人公が働いていた湯屋。内部に電気がともる

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