秋田県、週休3日制導入を検討 来年度、人材確保を促進
秋田県の佐竹敬久知事は4日、県職員の「選択的週休3日制」を可能にするフレックスタイム制を来年度に導入する方針を明らかにした。県議会12月定例会の一般質問に答えた。子育てや介護などライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができることで、離職防止や人材確保につなげる考え。
週休3日制を選択した場合、平日の勤務時間を延長することで休日を確保する。佐竹知事は「職員が能力を発揮しやすい環境づくりを進め、県庁が選ばれる職場となるための取り組みを充実させたい」と述べた。
県は、来年度の週休3日制導入を東北で初めて表明した宮城県の取り組みなどを参考に詳細を詰める。来年の県議会2月定例会に条例改正案を提出する。
県人事課は「働き方の選択肢を増やし、職員のやる気アップにつなげたい」と説明した。知事部局の県職員を対象に実施したアンケートでは、495人のうち約7割が「制度を利用したい」と回答していた。
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