新米すくい、「ピタリ」に歓声 河南JAふれあいまつり 多彩なイベント満喫
いしのまき農協の河南地区農産物直売所「やさいっ娘(こ)」前広場で1日、恒例の「河南JAふれあいまつり」と年末感謝セールが開かれた。多彩なステージイベントや地場産米を使ったおにぎりなどの振る舞い、農業機械の展示などがあり、来場した親子連れなどが会場内を巡って楽しんだ。
ステージイベントで最も盛り上がったのは「新米ピタリすくいまSHOW」と題された企画。指定された重さのコメを目分量などで容器からすくい、正確さを競った。農協関係者と東松島市出身のお笑いコンビ「ニードル」の計5人が出場。来場者が優勝者を予想した。
300グラムを狙った初戦では、ニードルの伊藤政仁さんがほぼ「ピタリ」の305グラムをすくい、歓声を浴びた。最終戦は黒沼義典河南地域本部長が僅差で伊藤さんとの一騎打ちを制した。予想を的中させた来場者5人には地元産のササニシキ2キロがそれぞれ贈られた。
食べ物の振る舞いでは、おにぎりや豚汁、フランクフルトなど約1000食以上を用意。午前9時のイベント開始から約2時間で配布を終了した。トラクターやコンバインなど農機のほか、パトカーや消防車も並んだ。感謝セールは格安の地元産野菜や仙台牛の試食販売が人気だった。
家族4人で訪れた同市大街道南の主婦木田文香さん(36)は「お米すくいの企画がとても面白かった。子どもが楽しめる展示もあり、いいイベントだった」と話した。イベントはJAいしのまき河南地区くらしの活動実行委員会が主催した。
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