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公共交通の存続、要望 石巻・桃生地区で「動く市長室」 30人参加

斎藤市長(奥)と住民らが意見交換した動く市長室

 石巻市は、斎藤正美市長が地域住民と意見交換する「動く市長室」を市桃生総合支所で開いた。住民ら約30人が参加し、公共交通機関の存続を求める声や、スポーツの備品に関する要望などを伝えた。

 桃生地区に実家があり、東京都大田区からの帰省時に公共交通機関を利用する女性は「JR石巻線と気仙沼線がもし廃線になったら、代わりの手段は考えているか」と質問。斎藤市長は「公共交通を存続するには利用客を増やすことに尽きる。存続に向けた運動を周辺市町と連携して続ける」と答えた。

 仙台市への通院に住民バスを利用する永井地区の女性も運行継続を希望。斎藤市長は「路線を存続させるようにしたい」と応じた。

 新田地区の女性は「中学校の卓球部が市桃生文化交流会館を使っているが、卓球台が足りない場合がある。(来年4月の)地区内の3小学校の統合後、卓球台が必要ないなら会館で使わせてほしい」と要望した。市桃生総合支所は「市教委と協議したい」と話した。

 動く市長室は11月25日に実施した。

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