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優秀安全運転事業所を表彰 銀賞に河北トラック 石巻署で伝達式

表彰を受けた成沢さん(右)と赤間署長

 交通事故防止を推進した事業所に贈られる「優秀安全運転事業所表彰」の伝達式が石巻署であり、銀賞を受賞した石巻市重吉町の運送会社「河北トラック」に賞状と盾が贈られた。

 赤間博之署長は「管内に優秀な事業所があり、うれしい。安心安全のための地域のリーダーになってほしい」と話し、同社常務の成沢由貴さん(53)に賞状などを手渡した。

 同社は大型トレーラー28台を所有し、30~60代のドライバー29人が勤務。市内や県内だけでなく、東北や関東などへの長距離運送も担う。

 全従業員が参加するミーティングを月1回開き、事故の発生場所を共有するなどして危険箇所を確認。県トラック協会や警察が主催する安全講習にも参加する。

 ドライバー同士でも、初めて通る道がある場合はベテランの同僚に注意点を聞くなどし、交通事故防止の意識を高めている。走行中のタイヤの脱落が近年多発していることを受け、走行後の点検とナットの締め直しも徹底する。

 成沢さんは「名誉な賞を頂いた。次はさらに上の賞を目指したい」と話した。同社は2015年から毎年、石巻地区交通安全協会への寄付も続けている。

 伝達式は11月25日にあった。表彰は、県警が自動車安全運転センターが発行する運転記録証明書を活用し、従業員数に対する事故や違反件数などの割合に応じてプラチナ、金、銀、銅の四つの賞を贈る。

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