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転落防止の水路工事を 石巻・河北地区で「動く市長室」 バス運行なども要望

河北地区の課題を共有した動く市長室

 石巻市の斎藤正美市長が地域を訪ねて住民の要望や意見を聞く「動く市長室」が20日、市河北総合センターであり、住民10人が参加した。

 小船越地区の男性は地区内の水路で、転落防止になる建造物の設置工事が止まっていることについて「通学路だが、過去には転落事故もあった。少しでも進めてほしい」と話した。斎藤市長は「前向きに検討し、しっかりと取り組みたい」と応じた。

 二子地区の女性はバスの運行について「大型のバスを走らせるよりも、小さなバスで本数を多くしてほしい」と求めた。斎藤市長は「地域交通の在り方を考えているところ。検討しながら進めていく」と答えた。

 成田地区の女性は公園の設備の老朽化を指摘。「古くなって電気が付かない場所がある。東日本大震災後に住民が増えた地域に公園がなく、子どもがどこで遊べばいいのか分からないという声もある」と話した。

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