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支え合い、多様なつながり重要 石巻で地域福祉講演会

講演会の中で活動内容の発表に臨む福祉関係団体の代表者たち(奥)

 石巻市と市社会福祉協議会が主催する地域福祉講演会が7日、同市穀町の市ささえあいセンターであった。関係者ら約200人が参加。「地域の支え合いを考える」をテーマに、住民や組織が協力して地域活動を進める大切さへの理解を深めた。

 立川市社会福祉協議会(東京)の山本繁樹総合相談支援課長が講演した。地域の強みや特色を生かし、住民も参加して福祉的な目線でまちづくりをする重要性を強調。「生活圏域や自治会単位などで多様なつながりを持つことが一人一人の尊厳を守ることにつながる」と語った。

 石巻市社協が市内の小中学生を対象に募集した福祉作品コンクールの表彰式も実施。ポスターと標語の両部門で、入賞児童、生徒に市社協の林久善会長らが賞状を手渡した。

 ポスター小学生の部で最優秀賞を受賞した市中津山二小6年の阿部維士さん(12)は、「どんな障害や不自由がある人でも互いに支え合える社会を目指したいという思いを絵に込めた」と話した。

 市内の福祉関係団体による活動発表もあった。石巻地方の介護職員でつくる任意団体「子ども食堂ぼんず」と、市NPO支援オフィスがそれぞれ取り組みを紹介した。

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