労働災害防止徹底を 石巻地元工務店協組、安全大会 5年ぶり開催
石巻市内に本店を置く設計事務所と工務店計60社で構成する石巻地元工務店協同組合は、安全大会を同市北村の市遊楽館で開いた。新型コロナウイルス禍で自粛していたため、開催は5年ぶり。講演や安全宣言を通じて労働災害防止へ意識を高めた。
組合員と協力会社の従業員ら計約150人が参加。高橋忠弘代表理事組合長は「業界は厳しい状況が続いている。建築基準法の改正、働き方改革、職人不足などさまざまな変化に対応しなければならない」とあいさつした。
石巻労働基準監督署安全衛生課の伊藤大夢さんが「木造家屋建築工事の労働災害防止について」の題で講演した。伊藤さんは「死亡災害では刑事、民事、行政、社会的、道義的な責任が生じる。死亡災害が発生しないよう、安全管理を徹底してほしい」と強調した。
組合次世代の会の荒木裕斗会長が「危険予知活動と、正しい作業手順で安全作業に努める」など4項目を盛り込んだ安全宣言文を読み上げた。全員で「安全第一で頑張ろう」と安全コールを唱和した。
大会は11月13日にあった。
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