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来季は全国ベスト8目標 日本製紙石巻野球部、納会 引退選手ら、思い出語る

引退のあいさつをする末武選手(左)ら
今季の活躍をたたえられ、表彰された選手たち

 日本製紙石巻硬式野球部の納会が17日、石巻市千石町の石巻グランドホテルであった。チームは今季、2017年以来2度目となる、二大大会「都市対抗野球大会」と「日本選手権大会」のダブル出場を果たした。伊藤大造監督と選手が今シーズンを振り返り、来季のさらなる飛躍を誓った。

 後援会長の青木八州石巻商工会議所会頭や、都市対抗でチームの「ダイヤモンドサポーター」を務めた同市のシンガー・ソングライター萌江さんら約100人が出席。青木会頭は「ドームに連れて行ってもらえると石巻のみんなも元気をもらえる。来年の戦いに向けて体をつくり、備えてほしい」と激励した。

 今季8年ぶりに再就任した伊藤監督は二大大会の出場を振り返り「今年の戦いは歴史に残る。最高の年だった」と総括した。練習試合などを従来より大幅に増やした年間の戦績は90試合で44勝38敗8分だったと報告。実戦を通して実力を付けたことを強調した。

 来季に向けては「両方のドーム(二大大会)に出てベスト8を目指す。皆さんにもっと喜んでもらいたい」と力を込めた。

 納会では中島涼貴、登藤光両投手、末武雄貴内野手が今季限りでの引退を、後藤禎隆コーチ、益子弦マネジャーが退任を発表。それぞれ現役生活などの思い出などを語った。

 17年から8年間所属し、左の「打撃職人」としてチームを支えた末武選手は来季からはマネジャーに就く。「21年には副キャプテン、22、23年にはキャプテンを務めさせてもらった。来季からもこれまで通り、チームのために何ができるか考えていく」と語った。

 今季活躍した選手の表彰もあり、最優秀選手賞の生長蓮投手や、最多本塁打者賞など3部門を受賞した佐藤晃一選手ら13人が選ばれた。

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